もはや読書どころではなかった2020-03-01

 ≪Я поселился тут наверху, в парадных комнатах, и завёл так, что после завтрака и обеда мне подавали кофе с ликерами и ложась спать, я читал на ночь "Вестник Европы". Но как-то пришёл наш батюшка, отец Иван, и в один присест выпил всё мои ликеры; и "Вестник Европы" пошёл тоже к поповнам, так как летом особенно во вренмя покоса, я не успевал добраться до своей постели и засыпал в сарае в санях или где-нибудь в лесной сторожке - какое уж тут чтение?≫

<試訳> 私は2階の客間を根城にして、朝食後と昼食後にはリキュール入りのコーヒーを運ばせ、夜は寝ながら “ ヨーロッパ報知 ” を読むようにしたのです。ところが、ある日この村のイワン神父がやって来て、いっぺんにリキュールをあらかた飲み干してしまいました。そして、“ ヨーロッパ報知 ” もやはり司祭の娘達が持って行ってしまったのです。と言うのも、とりわけ夏場は干草刈りの時期で、寝室まで辿り着く暇もなく納屋の橇の中とか、どこか森の番小屋で寝入ったからで、もはや読書どころではありませんでした。

・ 農作業の厳しさは、彼の描いた知的生活との両立の願いを砕きます。このように使用人に任せずに自ら一緒に労働に励む地主は稀だったと思います。投げ出さずに奮闘する彼の誠実さと意志の強さを感じます。

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