陰鬱な色彩を醸し出していた2020-04-12

 ≪На улице жара стояло страшная, к тому же духота, толкотня, всюду извёстка, леса, кирпич, пыль и та особенная летняя вонь, столь известная каждому петербуржцу, не имеющему возможности нанять дачу, - всё это разом неприятно потрясло и без того уже расстроенные нервы юноши. Нестерпимая же вонь из распивочных, которых в этой части города особенное множество и пьяные, поминутно попадашиеся, несмотря на буднее время, довершили отвратительный и грустный колорит картины.≫

<試訳> 通りは恐ろしい暑さだった。その上、むっとする熱気、雑踏、至る所にある漆喰塗料、足場、煉瓦、埃、そして別荘を借りる事ができないペテルブルグ人の誰もが知っている夏特有の悪臭 ― これら全てが一度に強烈な印象を与えて、それでなくても既に参っていた青年の神経を不快に揺さぶった。市のこの界隈に特に多い居酒屋から漂う耐え難い臭気と、日中だと言うのにひっきりなしに出くわす酔漢などが、情景のむかつくような陰鬱な色彩を醸し出していた。

・ 舞台はペテルブルグ市で、気温が高く雑然としています。青年は雑踏の往来を酔漢にぶつかりながら歩いています。彼は上の空で、自身の想念にとらわれているようです。
ペテルブルクは1703年にピョートル大帝によって築かれた人工都市で、革命までロシアの首都でした。モスクワとは約600km離れています。歴代の皇帝が整備を続けたそうで、あちこちで工事があったのでしょう。

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