なんて下劣な事を2020-05-07

 ≪Стало быть, есть ещё какая-нибудь шкатулка, али укладка... Вот это любопытно. У укладок всё такие ключи... А впрочем, как это подло всё..."
Старуха воротилась.
- Вот-с, батюшка: коли по гривне в месяц с рубля, так за полтора рубля причтётся с вас пятинадцать копеек, за месяц вперёд-с. Да за два прежних рубля с вас ещё причитается по сему же счёту вперёд двадцать копеек.≫

<試訳> そうすると、まだ貴重品箱のような物が何かあるのか、それとも、長持が…。これは面白いぞ。長持にはたいていあんな鍵がつきものだ…。それにしても、僕はなんて下劣な事をあれこれと… ”
老婆が戻って来た。
「じゃあ、学生さん、ひと月1ルーブルにつき10コペイカとして、1ルーブル半だと15コペイカ、この先ひと月分として天引きとなりますな。それにこの前の2ルーブル分の20コペイカを加えて引かせてもらいますよ。

・ 老婆は金貸しを生業にしているので、金を巡って客とのもめ事もあったでしょう。戸口で用心深い応対をしたのも分かります。ひと月の利息が一割、一年で元金の倍以上になるのですから高利貸です。ラスコーリニコフが以前の分がまだ未払いなのに、また借りに来たのは、部屋の状況を探るためのようです。

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