咎められないのがかえって辛い2020-07-21

 ≪Ничего не сказала, только молча на меня посмотрела... Так не на земле, а там... о людях тоскуют, плачут, а не укоряют, не укоряют! А это больней-с, больней-с, когда не укоряют!... Тридцать копеек, да-с. А ведь и ей теперь они нужны, а? Как вы думаете, сударь мой дорогой? Ведь она теперь чистоту наблюдать должна. Денег стоит сия чистота, особая-то, понимаете? Пониаете?≫

<試訳> 娘は何も言わずに、ただ黙って私を見つめておりました…。そりゃもう地上のものじゃなく、天上のものです… 家族の者を思いやって泣くんですが、咎めないのです、咎めやしないんですよ! これが辛い、咎められないのがかえって辛いんだ!… 30ルーブルですよ、そうなんです。だって今の彼女にとってそれがどんなに必要か、そうじゃありませんか? 学生さん? 何しろ娘は今、きちんとした身なりに気を配らなけりゃならんのですからな。そんなきちんとした特別な身なりは金がかかりますからね、そうでしょう? お分かりですか?

・ 身を犠牲にして金を渡すソーニャの苦しさを分かっていながら受け取るマルメラードフを非難するのは簡単ですが、依存症に冒されて理性を失った姿もまた哀れです。そんな父親を見つめるだけのソーニャの沈黙に、測り知れない気持ちが込められているようです。