なんであんたなんかを憐れむんだい2020-07-23

 ≪Он хотел было налить, но уже нечего было. Полуштоф был пустой.
- Да чего тебя жалеть-то? - крикнул хозяин, очутившийся опять подле них.
Раздался смех и даже ругательства. Смеялись и ругались слушеавшие и неслушавшие, так, глядя только на одну фигуру отставного чиновника.≫

<試訳> マルメラードフは酒を注ごうとしたが、もう一滴もなかった。酒瓶は空だった。
「 なんであんたなんかを憐れむんだい?」 気がづくと、またいつの間にか二人の傍にいた主人が叫んだ。
どっと笑いが起こり、罵声さえ聞こえて来た。聞いていた者も、聞いていなかった者も、退職官吏の様相を目にしただけで嘲笑し罵るのだった。

・ マルメラードフの長広舌は居酒屋中に筒抜けなので、野次馬のひやかしや嘲りが起こっても仕方ありません。今の彼にとっては、そのような反応さえ虚しさを埋めるもので、それを得るためにこうして自虐的な道化を演じているのかも知れません。