放心状態のよう2020-08-07

 ≪Входящих она не слыхала и не заметила; казалось, она была в каком-то забытьи, не слушала и не видела. В комнате было душно, но окна она не отворила; с лестницы несло вонью, но дверь на лестницу была не затворена; из внутренних помещений, сквозь непритворенную дверь, неслись волны табачного дыма, она кашляла, но дверь не притворяла. Самая маленькая девочка, лет шести, спала на полу, как-то сидя, скорчившись и утукнув голову в диван.≫

<試訳> カテリーナは人が入って来た物音を耳にもしなければ目にも留めなかった。放心状態のようで、何ひとつ見聞きしていないのだった。部屋の中は蒸し暑かったが窓を開けてもいなかった。階段の方から臭気が漂ってきているのに、階段に向いた戸は閉じられていなかった。奥まった部屋からは、閉め切っていない戸から煙草の煙が波のように漂って来ていて、彼女は咳込んだが、戸を閉めようとしなかった。6才ほどの末娘が、床の上に妙な座り方で身を曲げてソファに頭を埋めて眠っていた。

・ カテリーナは夫とラスコーリニコフが入って来たのに気づかず部屋を歩き回っています。夫の再出発に希望を持ってあれほど張り切って応援していたのに、裏切られた落胆は激しく、茫然自失の状態から立ち直れないでいるのでしょう。

コメント

_ 伯 ― 2020-08-07 09:21

どこまで駄目な男なのでしょう。言葉がありません。何も言えません。苦しくなるだけです。

_ mir→伯さん ― 2020-08-08 07:05

家族の悲惨を知りながら酒に溺れる気持ちは理解し難いですが、それが依存症の魔力なのでしょう。

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