脂ぎった伊達男2020-12-09

 ≪Он бросал на него злобные взгляды, стараясь, впрочем, чтобы тот их не заметил, и нетерпеливо ожидал своей очереди, когда досадный оборванец уйдёт. Дело было понятное. Господин этот был лет тридцати, плотный, жирный, кровь с молоком, с розовыми губами и с усиками, и очень щеголевато одетый. Раскольников ужасно разозлился; ему вдруг захотелось как-нибудь оскорбить этого жирного франта. Он на минуту оставил девочку и подошёл к госпобину.                                                                                                                                                                                                               <試訳> 彼は相手.に気づかれないように苦心しながらも、ラスコーリニコフにとげとげしい視線を投げかけ、忌々しいぼろ着の男が去って自分の番になるのをじりじりして待っていた。事は明白だった。この紳士は30歳ほどで、でっぷり太り、脂ぎっていて血色が良く、バラ色の唇の上に口髭をたくわえ、しゃれた服を着ていた。ラスコーリニコフは無性に腹が立って、ふいにこの脂ぎった伊達男を何とか侮辱してやりたくなった。彼はしばらく娘をそのままにして紳士に近寄った。                                                                                                                                  ・ 現れた紳士に対して、なぜラスコーリニコフが腹を立てるのか疑問です。この娘との関係を邪推したのかも知れません。人気のない炎天下の往来で二人が対峙する険しい雰囲気です。

コメント

_ 伯 ― 2020-12-09 09:36

ラスコー君黙って女性の側に座ればよかったのに。どちらも貧相な身なりらしいから。喧嘩を売りに行く様な感じです。喧嘩は売ってはいけません。まして、彼は何か思うところがあるわけで、今目立つ事をしてはならないのです。

_ mir→伯さん ― 2020-12-10 07:11

彼の直情的なところです。マルメラードフにも、この娘にも、そして現れた男にも相手にせずにはいられないのです。よせばいいのに関わらずにいられず、結局振り回されてしまうようです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック