急ぐには及びません2025-04-27

 ≪"Беда! Беда!.. Опять проговорюсь". - Да-да-да! Не беспокойтесь! Время терпит, время терпит-с, - бормотал Порфирий Петрович, похаживая взад и вперёд около стола, на как-то без всякой цели, как бы кидаясь то к окну, то к бюро, то опять к столу, то избегая подозрительного взгляда Раскольникова, то вдруг сам останавливаясь на месте и глядя на него прямо в упор.≫

<試訳> “ まずい! まずいぞ!… またうっかり口を滑らせる ”
「そうそう、そうでした! ご心配なく! 急ぐには及びません、時間はたくさんありますからね」 机の辺りを行きつ戻りつしながらポルフィーリィが呟くように言った。何らの目的もなく歩いているふうで、窓の方へ向かうかと思えば、事務机に向かったり、また机に戻り、疑わし気なラスコーリニコフの視線を避けたり、かと思うと急にその場に立ち止まって真正面から彼を見つめたり、という具合だった。

・ 意味ありげなポルフィーリィの挙動を前にして、ラスコーリニコフは平静ではいられないでしょう。判事は提出した届けを重視するでもなく、何かもっと核心に迫る頃合いを見計らっているかのようです。テリトリィに迷い込んだ獲物を狙うように。

コメント

_ 潤 ― 2025-04-27 08:54

物証が判明しない中、ポルフィーリィの感で心理的に自白を求めているのでしょうか。はけはけと言わない、拷問もしない。作者の時代拷問は普通にあったでしょう。冤罪もたくさん生み出されたでしょう。ラスコーリニコフはこの判事に出会えたことは幸いです。苦しみの時間は増すでしょうが。

_ mir→潤さん ― 2025-04-28 10:29

今の時点で確たる証拠はないですね。ポルフィーリィ判事はスラコーリニコフの犯罪者の心理を巧みに操作して追い詰めていくようですね。あくまで穏やかに遠回しなので、かえってラスコーリニコフは苛立ちます。確かに強権的な時代ですから、彼の凶行からすると厳しく追及されても仕方がなかったところでしょう。

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