無一物になってしまった ― 2013-11-01
精神的に酔っている ― 2013-11-02
≪- Я не про тысячи. К чорту тысячи! Я про женский нрав говорю:
"Легковерен женский нрав
И изменчив, и порочен"
Я с Уллисом согласен, это он говорит.
- Не понимаю я вас!
- Пьян, что ли?
- Не пьян, а хуже того.
- Я духом пьян. Пётр Ильич, духом пьян, и довольно, довольно...≫
<試訳> 「金の事じゃないんだ、金なんかどうでもいい! 僕が言ってるのは女心の事さ:
“ あてにならぬは女の心
移り気にして不品行 ”
「同感だよ僕は、ユリシーズに、これは彼が言ったものだけど」
「おっしゃっている事が分りませんが!」
「酔ってるとでも?」
「酔っておられないにしても、それより悪いですよ」
「僕は精神的に酔っているのさ。ペルホーチン、精神的な酔っ払いだよ、でももういい、たくさんだ…」
・ 自ら言うように、ドミートリィはある想念に捉われ酔いしれているようで、それ以外の事を受け入れる状態ではないようです。
"Легковерен женский нрав
И изменчив, и порочен"
Я с Уллисом согласен, это он говорит.
- Не понимаю я вас!
- Пьян, что ли?
- Не пьян, а хуже того.
- Я духом пьян. Пётр Ильич, духом пьян, и довольно, довольно...≫
<試訳> 「金の事じゃないんだ、金なんかどうでもいい! 僕が言ってるのは女心の事さ:
“ あてにならぬは女の心
移り気にして不品行 ”
「同感だよ僕は、ユリシーズに、これは彼が言ったものだけど」
「おっしゃっている事が分りませんが!」
「酔ってるとでも?」
「酔っておられないにしても、それより悪いですよ」
「僕は精神的に酔っているのさ。ペルホーチン、精神的な酔っ払いだよ、でももういい、たくさんだ…」
・ 自ら言うように、ドミートリィはある想念に捉われ酔いしれているようで、それ以外の事を受け入れる状態ではないようです。
ピストルを装填しておく ― 2013-11-03
≪- Что это вы, пистолет заряжаете?
- Пистлет заряжаю.
Митя действительно, раскрыв ящик с пистлетами, отомкнул рожок с порохом и тщательно всыпал и забил заряд. Затем взял пулю и, пред тем, как вкатить её, поднял её в двух пальцах пред собою над свечкой.
- Чего это вы на пулю смотрите? - с беспокойным любопытством следил Пётр Ильич.≫
<試訳> 「何をされるのです、ピストルを装填されるのですか?」
「ピストルを装填するんです」
実際ミーチャはピストルの入った箱を開け、火薬入れの筒の蓋を外し入念に火薬を詰めた。続いて弾丸を取り出すと、詰める前に二本指でつまんで自分の前で蝋燭の灯にかざした。
「いったいどうして弾丸をそのように見ておられるのです?」 不安の混じった好奇心を感じてペルホーチンは見守っていた。
・ 何を考えているのか、ドミートリィのやる事は穏やかではありません。傍らで不安を覚えるペルホーチンに同情します。
- Пистлет заряжаю.
Митя действительно, раскрыв ящик с пистлетами, отомкнул рожок с порохом и тщательно всыпал и забил заряд. Затем взял пулю и, пред тем, как вкатить её, поднял её в двух пальцах пред собою над свечкой.
- Чего это вы на пулю смотрите? - с беспокойным любопытством следил Пётр Ильич.≫
<試訳> 「何をされるのです、ピストルを装填されるのですか?」
「ピストルを装填するんです」
実際ミーチャはピストルの入った箱を開け、火薬入れの筒の蓋を外し入念に火薬を詰めた。続いて弾丸を取り出すと、詰める前に二本指でつまんで自分の前で蝋燭の灯にかざした。
「いったいどうして弾丸をそのように見ておられるのです?」 不安の混じった好奇心を感じてペルホーチンは見守っていた。
・ 何を考えているのか、ドミートリィのやる事は穏やかではありません。傍らで不安を覚えるペルホーチンに同情します。
何もかもが馬鹿げてる ― 2013-11-04
≪- Так. Воображение. Вот если бы ты вздумал эту пулю всадить себе в мозг, то, заряжая пистолет, посмотрел бы на неё или нет?
- Зачем на неё смотреть?
- В мой мозг войдёт , так интересно на неё взглянуть, какова она есть... А впрочем вздор, минутный вздор. Вот и конечно, - прибавил он, вкатив пулю и заколотив её паклей. - Пётр Ильич, милый, вздор, всё вздор, и если бы ты знал, до какой степени вздор! Дай-ка мне теперь бумажки кусочек.≫
<試訳> 「まあ、想像だよ。もし君が自分の脳髄にこの弾丸を撃ち込もうと思い立ったとしたら、ピストルに装填する際その弾丸を見るかい、それとも見ないだろうか?」
「何のために見るんです?」
「僕の脳髄に入り込んでいくんだ、それがどんなものか眺めるのは面白いじゃないか・・・。 けれども馬鹿げてるな、一瞬浮かんだつまらん話さ。 さあ、これでおしまいだ」 弾丸を込めて麻屑を詰めると、ミーチャはそう言い足した。「なあ、ペルホーチン、馬鹿馬鹿しいんだ、何もかもが馬鹿げてるのさ、どれ程くだらないか君に分ったらなあ! さてと、紙切れをくれないか」
・ ピストルに弾丸を込めながら語るドミートリィは不気味な雰囲気を漂わせています。今の時代なら警察に通報という状況でしょう。
- Зачем на неё смотреть?
- В мой мозг войдёт , так интересно на неё взглянуть, какова она есть... А впрочем вздор, минутный вздор. Вот и конечно, - прибавил он, вкатив пулю и заколотив её паклей. - Пётр Ильич, милый, вздор, всё вздор, и если бы ты знал, до какой степени вздор! Дай-ка мне теперь бумажки кусочек.≫
<試訳> 「まあ、想像だよ。もし君が自分の脳髄にこの弾丸を撃ち込もうと思い立ったとしたら、ピストルに装填する際その弾丸を見るかい、それとも見ないだろうか?」
「何のために見るんです?」
「僕の脳髄に入り込んでいくんだ、それがどんなものか眺めるのは面白いじゃないか・・・。 けれども馬鹿げてるな、一瞬浮かんだつまらん話さ。 さあ、これでおしまいだ」 弾丸を込めて麻屑を詰めると、ミーチャはそう言い足した。「なあ、ペルホーチン、馬鹿馬鹿しいんだ、何もかもが馬鹿げてるのさ、どれ程くだらないか君に分ったらなあ! さてと、紙切れをくれないか」
・ ピストルに弾丸を込めながら語るドミートリィは不気味な雰囲気を漂わせています。今の時代なら警察に通報という状況でしょう。
微笑みを浮かべた ― 2013-11-05
≪Вот бумажка.
- Нет, гладкой, чистой, на которой пишут. Вот так. - И Митя, схватив со стола перо, быстро написал на бумажке две строки, сложил вчетверо бумажку и сунул в жилетный карман. Пистолеты вложил в ящик, запер ключиком и взял ящик в руки. Затем посмотрел на Пётра Ильича и длинно, вдумчиво улыбнулся.≫
<試訳> 「紙切れならこれが」
「いや、書き付けられる皺のないまっさらなのがいいな。ああこんなのが」 そしてミーチャはテーブルからペンを取り紙切れに素早く2行書くと、それを4つ折にしてチョッキのポケットに押し込んだ。ピストルは箱に収め、鍵をかけて両手に抱えた。それからペルホーチンを見やって、しばらくの間考え深そうな様子で微笑を浮かべた。
・ ようやく出発の準備が整ったようです。ピストルは複数形で、二丁ですからそのケースは結構大きいでしょう。“ 馬鹿げてる ” と自嘲しながら “ 精神的に酔い ” 続けるドミートリィを止めるのは無理でしょう。ペルホーチンへの微笑みかけが哀しげです。
- Нет, гладкой, чистой, на которой пишут. Вот так. - И Митя, схватив со стола перо, быстро написал на бумажке две строки, сложил вчетверо бумажку и сунул в жилетный карман. Пистолеты вложил в ящик, запер ключиком и взял ящик в руки. Затем посмотрел на Пётра Ильича и длинно, вдумчиво улыбнулся.≫
<試訳> 「紙切れならこれが」
「いや、書き付けられる皺のないまっさらなのがいいな。ああこんなのが」 そしてミーチャはテーブルからペンを取り紙切れに素早く2行書くと、それを4つ折にしてチョッキのポケットに押し込んだ。ピストルは箱に収め、鍵をかけて両手に抱えた。それからペルホーチンを見やって、しばらくの間考え深そうな様子で微笑を浮かべた。
・ ようやく出発の準備が整ったようです。ピストルは複数形で、二丁ですからそのケースは結構大きいでしょう。“ 馬鹿げてる ” と自嘲しながら “ 精神的に酔い ” 続けるドミートリィを止めるのは無理でしょう。ペルホーチンへの微笑みかけが哀しげです。
人生を愛している ― 2013-11-06
≪- Теперь идём, - сказал он.
- Куда идём? Нет, постойте... Это вы, пожалуй, себе в мозг её хотите послать, пулю-то... - с беспокойством произнёс Пётр Ильич.
- Пуля вздор! Я жить хочу, я жизнь люблю! Знай ты это. Я златокудрого Феба и свет его горячий люблю... Милый Пётр Ильич, умеешь ты устраниться?≫
<試訳> 「それじゃ、行こう」 ドミートリィは言った。
「どこへ行こうと言うのです? いや、お待ちなさい…。あなたは恐らくご自分の脳天に打ち込むおつもりでしょう、例の弾丸を…」 不安な思いでペルホーチンが言った。
「弾丸なんて馬鹿げてる! 僕は生きたい、人生を愛しているんだ! この事は覚えていてくれ。僕は金髪の巻き毛のアポロンを、彼の熱い光を愛しているんだよ…。なあペルホーチン、君は身を引く事ができるかい?」
・ ドミートリィの生への渇望が叫びとなって溢れ出ます。とは言え入念に準備したピストルを抱えながらでは、ペルホーチンの不安は消えません。
- Куда идём? Нет, постойте... Это вы, пожалуй, себе в мозг её хотите послать, пулю-то... - с беспокойством произнёс Пётр Ильич.
- Пуля вздор! Я жить хочу, я жизнь люблю! Знай ты это. Я златокудрого Феба и свет его горячий люблю... Милый Пётр Ильич, умеешь ты устраниться?≫
<試訳> 「それじゃ、行こう」 ドミートリィは言った。
「どこへ行こうと言うのです? いや、お待ちなさい…。あなたは恐らくご自分の脳天に打ち込むおつもりでしょう、例の弾丸を…」 不安な思いでペルホーチンが言った。
「弾丸なんて馬鹿げてる! 僕は生きたい、人生を愛しているんだ! この事は覚えていてくれ。僕は金髪の巻き毛のアポロンを、彼の熱い光を愛しているんだよ…。なあペルホーチン、君は身を引く事ができるかい?」
・ ドミートリィの生への渇望が叫びとなって溢れ出ます。とは言え入念に準備したピストルを抱えながらでは、ペルホーチンの不安は消えません。
道の譲り方 ― 2013-11-07
≪- Как это устраниться?
- Дорогу дать. Милому существу и ненавистному дать дорогу. И чтоб и ненавистное милым стало, - вот как дать дорогу! И сказать им: бог с вами, идите, проходите мимо, а я...
- А вы?
- Довольно, идём.
- Ей-богу скажу кому-нибудь (глядел на него Пётр Ильич), чтобы вас не пустить туда. Зачем вам теперь в Мокрое?≫
<試訳> 「身を引くとはどういう事ですか?」
「道を譲るのさ。愛する人間と憎い人間に道を譲るんだよ。しかも憎い人間も愛すべき者になるようにね ― これが道の譲り方というものさ! そして二人に言ってやるんだ、無事に暮らしてくれ、さあ行きな、気にせずに通り過ぎて行ってくれ、ってね、それで僕は…」
「それであなたは?」
「もういい、出かけよう」
「本当に誰かに言いますよ(ペルホーチンはミーチャを眺めた)、あなたをそこに行かせないようにしなければ。今頃何のためにモークロエに行くのです?」
・ 愛するグルーシェンカから身を引くと語るドミートリィの言葉の裏に無念な思いが満ちています。
- Дорогу дать. Милому существу и ненавистному дать дорогу. И чтоб и ненавистное милым стало, - вот как дать дорогу! И сказать им: бог с вами, идите, проходите мимо, а я...
- А вы?
- Довольно, идём.
- Ей-богу скажу кому-нибудь (глядел на него Пётр Ильич), чтобы вас не пустить туда. Зачем вам теперь в Мокрое?≫
<試訳> 「身を引くとはどういう事ですか?」
「道を譲るのさ。愛する人間と憎い人間に道を譲るんだよ。しかも憎い人間も愛すべき者になるようにね ― これが道の譲り方というものさ! そして二人に言ってやるんだ、無事に暮らしてくれ、さあ行きな、気にせずに通り過ぎて行ってくれ、ってね、それで僕は…」
「それであなたは?」
「もういい、出かけよう」
「本当に誰かに言いますよ(ペルホーチンはミーチャを眺めた)、あなたをそこに行かせないようにしなければ。今頃何のためにモークロエに行くのです?」
・ 愛するグルーシェンカから身を引くと語るドミートリィの言葉の裏に無念な思いが満ちています。
野蛮人なんだ! ― 2013-11-08
≪- Женщина там, женщина, и довольно с тебя, Пётр Ильич, и шабаш!
- Послушайте, вы хоть и дики, но вы мне всегда как-то нравились... я вот и беспокоюсь.
- Спасибо тебе, брат. Я дикий, говоришь ты. Дикари, дикари! Я одно только и твержу: дикари! А да, вот Миша, а я-то его и забыл.≫
<試訳> 「女がいるんだよそこに、女さ、さあ君にはもう十分だ、ペルホーチン、これでおしまい!」
「まあまあ、あなたは粗野でもありますが、なぜか私はずっと気に入っておりまして… こうして心配もするのです」
「ありがとう、君。僕が粗野だと言ったね。野蛮人だよ、野蛮人なんだ! 僕はこれだけは何度でも言う、野蛮人だとも! あ、ミーシャが戻ったぞ、あいつをすっかり忘れていたよ僕」
・ “ 野蛮人 ” の意味を考えてしまいます。感情のままに突き進んで衝突を繰り返し、傷ついた末のドミートリィの自嘲の叫びです。
- Послушайте, вы хоть и дики, но вы мне всегда как-то нравились... я вот и беспокоюсь.
- Спасибо тебе, брат. Я дикий, говоришь ты. Дикари, дикари! Я одно только и твержу: дикари! А да, вот Миша, а я-то его и забыл.≫
<試訳> 「女がいるんだよそこに、女さ、さあ君にはもう十分だ、ペルホーチン、これでおしまい!」
「まあまあ、あなたは粗野でもありますが、なぜか私はずっと気に入っておりまして… こうして心配もするのです」
「ありがとう、君。僕が粗野だと言ったね。野蛮人だよ、野蛮人なんだ! 僕はこれだけは何度でも言う、野蛮人だとも! あ、ミーシャが戻ったぞ、あいつをすっかり忘れていたよ僕」
・ “ 野蛮人 ” の意味を考えてしまいます。感情のままに突き進んで衝突を繰り返し、傷ついた末のドミートリィの自嘲の叫びです。
支度が整うだろう ― 2013-11-09
≪Вошёл впопыхах Миша с пачкой размененных денег и отрапортовал, что у Плотниковых "все заходили" и бутылки волокут, и рыбу, и чай - сейчас всё готово будет. Митя схватил десятирублевую и подал Пётру Ильичу, а другую десятирублевую кинул Мише.≫
<試訳> ミーシャが両替した札束を持って息せき切って入って来て、プロトニコフの店では “ 総がかりで ” 酒やら魚やら茶やらを引っ張り出していて、すぐにもすっかり支度が整うだろうと報告した。ミーチャは10ルーブル札を掴んでペルホーチンに差し出し、もう一枚の札をミーシャに無造作に与えた。
・ ミーシャはドミートリィが並べ立てたこまごました指示を店に伝える事ができたようです。約束したとは言え、ピストルの請出しと同額の駄賃を与える彼の金銭感覚が疑われます。
<試訳> ミーシャが両替した札束を持って息せき切って入って来て、プロトニコフの店では “ 総がかりで ” 酒やら魚やら茶やらを引っ張り出していて、すぐにもすっかり支度が整うだろうと報告した。ミーチャは10ルーブル札を掴んでペルホーチンに差し出し、もう一枚の札をミーシャに無造作に与えた。
・ ミーシャはドミートリィが並べ立てたこまごました指示を店に伝える事ができたようです。約束したとは言え、ピストルの請出しと同額の駄賃を与える彼の金銭感覚が疑われます。
一緒に行こうじゃないか ― 2013-11-10
≪- Не сметь! - вскричал Пётр Ильич. - У меня дома нельзя, да и дурное баловство это. Спрячьте ваши деньги, вот сюда положите, чего их сорить-то? Завтра же пригодятся, ко мне же ведь и придёте десять рублей просить. Что это вы в боковой карман всё суете? Эй потеряете!
- Слушай, милый человек, поедем в Мокрое всесте?≫
<試訳> 「いけません!」 ペルホーチンが叫んだ。「私の家ではおやめ下さい、良からぬ甘やかしと言うものですよこれは。その金はおしまいになって、さあそこにお納め下さい、どうして無駄に使うことがあるんです? 明日にでも役立つかも知れないのですよ、また私のところへ10ルーブル貸してほしいと来られるでしょうが。何だってそのように脇ポケットにばかり押し込むのです? おやめなさい、失くしますよ!」
「ねえ、君、モークロエに一緒に行こうじゃないか?」
・ ペルホーチンがドミートリィの振舞いにやきもきしてしています。危なっかしくて見ていられない気持がよくわかります。それなのに平然としてドミートリィは彼にモークロエ行きを誘うのです。
- Слушай, милый человек, поедем в Мокрое всесте?≫
<試訳> 「いけません!」 ペルホーチンが叫んだ。「私の家ではおやめ下さい、良からぬ甘やかしと言うものですよこれは。その金はおしまいになって、さあそこにお納め下さい、どうして無駄に使うことがあるんです? 明日にでも役立つかも知れないのですよ、また私のところへ10ルーブル貸してほしいと来られるでしょうが。何だってそのように脇ポケットにばかり押し込むのです? おやめなさい、失くしますよ!」
「ねえ、君、モークロエに一緒に行こうじゃないか?」
・ ペルホーチンがドミートリィの振舞いにやきもきしてしています。危なっかしくて見ていられない気持がよくわかります。それなのに平然としてドミートリィは彼にモークロエ行きを誘うのです。
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