あの時はごまかして2020-09-09

 ≪Сумму же эту (теперь могу тебе всё объяснить, бесценный Родя) взяла она более для того, чтобы выслать тебе шестьдесят рублей, в которых ты тогда так нуждался и которые ты и получил от нас в прошлом году. Мы тебя тогда обманули, написали , что это из скоплённых Дунечкиных прежних денег, но это было не так, а теперь сообщаю тебе всю правду,≫

<試訳> 娘がそのお金を受け取ったのは、( 今だから全てをお話できるんです、ロージャ ) 何より、お前があの頃とても入用だった60ルーブルを送るためでした。去年お前が受け取ったお金なんです。あの時はごまかして、以前のドゥーネチカの蓄えからだと手紙に書きましたけど、そうではなかったんですよ。今はすっかり本当の事を知らせます。

・ 彼は事情を知らずに仕送りを受け取っていたのです。自分のために妹に苦労をかけた事を、一年もたってから母の手紙で初めて知った、彼の驚きと胸痛む思いを察します。

コメント

_ 伯 ― 2020-09-09 09:31

事実を母から知らされどんなに辛いことでしょう。でも、知らないでは済まないです。母からの手紙には今だから話せるともありますし、いくらか好転変化があるということですから。一緒に手紙の続きを読むことにしましょう。不安がありますが、、、、。

_ mir→伯さん ― 2020-09-09 14:35

手紙を書けないでいた分、母には積もる話がたくさんあるのでしょう。心配をかけまいと気づかいながらも、言わずにいられない気持ちが溢れています。大きな便箋2枚に細かい字でびっしり、とありましたが、本当に収まるだろうかと疑問なほど長い手紙が始まったばかりです。ラスコーリニコフがここペテルブルグで読んでいる手紙を通して、離れて住む母と妹のもう一つの物語が回想されるという手法に引き込まれますね。

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