覆いのない荷馬車で2020-09-15

 ≪А тут поднялся проливной дождь, и Дуня, оскорблённая и опозоренная должна была проехать с мужиком целых семнадцать вёрст в некрыирй телеге. Подумай теперь, что могла я тебе написать в письме, в ответ на твоё, полученное мною два месяца назад, и о чём писать? Сама я была в отчаянии; правду написать тебе не смела, потому что ты очень бы был несчастлив, огорчён и возмущён, да и что мог бы ты сделать?≫

<試訳> 折悪しく激しい雨が襲ってきてね、侮辱され蔑まれたドゥーニャは、農夫と一緒に覆いのない荷馬車で17kmもの道を乗り通して戻らなければならなかったんですよ。察しておくれ、2か月前に受け取ったお前の手紙への返事に、こんな事を書けなかったのをね、いったい何を書けたでしょう? 私自身がやりきれない思いで、とてもありのままを書けませんでした。ひどく不幸な悔しい思いにさせ、憤慨させるだけで、それも、お前にはどうにもできない事なんですからね。

・ 不運なドゥーニャが豪雨に打たれながら戻る光景が痛々しいです。娘を思って過ごす日々の辛さ、それを息子に知らせる事ができない母親の切ない気持ちが、今になって文面に吐露されています。

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