旅の費用が気がかり2020-10-24

 ≪Прислала бы и больше, но боюсь за наши расходы дорожные; и хотя Пётр Петрович был так добр, что взял на себя часть издержек по нашему проезду в столицу, а именно, сам вызвался, на свой счёт, доставить нашу поклажу и большой сундук (как-то у него там через знакомых), но всё-таки нам надо рассчитывать и на приезд в Петербург, в который нельзя показаться без гроша, хоть на первые дни.≫                                                                                                <試訳> もっと多く送りたいけれど、私達の旅の費用も気がかりなのでね。ピョートルさんは親切にも首都行きの費用の一部を持ってくれました。というのは、自分のお金で私達の荷物と大きなトランクを配送してくれると、申し出てくれたんです。( どうやら知り合いの方たちを通じてのようです )。そうは言ってもやはり、ペテルブルクに着いてからの事も考えなくてはなりませんし、せめて最初の数日だけでも、お金なしというわけにはいきませんもの。                                                                                           ・ 母親がお金についてあれこれ気をつかっています。貧しい家計でをやりくりして旅をするのは大変そうです。それでも今はペテルブルクで息子に会えるという嬉しさが心を満たしているのでしょう。 お金にまつわる問題は他の作品にもよく出てきます。作者は賭博にのめり込んだ時期があります。大損して出版社に前借したり、知人に借金を依頼したり、奥さんにも辛い思いをさせています。お金が人生に大きな影響を与えるという実感が反映していると思います。