語り合うのも無駄だったのか2020-11-05

 ≪Все ли слова между ними были прямо произнесены, или обе поняли, что у той и у другой одно в сердце и в мыслях, так уж нечего вслух-то всего выговаривать да напрасно проговариваться. Вероятно, оно так отчасти и было; по письму видно: мамаше он показался резок, немножко, а наивная мамаша и полезла к Дуне с своими замечаниями. А та, разумеется, рассердилась и "отвечала с досадой"≫                                                                                                                           <試訳> あの二人の間で言葉を何もかも率直に交わしたのだろうか、それとも、二人とも互いに心の内や考えが分かり合っているので、全部を口に出して聞かせる必要はなく、語り合うのも無駄だったのか。きっと多少はそうだったんだろう。手紙を見れば分かる。母さんは彼を少し粗野だと感じて、馬鹿正直に気づいた通りにドゥーニャに口を出したんだ。ところがドゥーニャは、もちろん怒って “ いまいましそうに返事をした ” わけだ。                                                                                          ・ ラスコーリニコフは母と妹のやり取りをありありと想像します。親しい間でも心に踏み込めないところが当然あるでしょう。二人をよく知っていればこそです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック