独力で身を養っていた2021-01-02

 ≪Разумихин был ещё тем замечателен, что никакие неудачи его никогда не смущали и никакие дурные обстоятешьства, казалось, не могли придавить его. Он мог квартировать хоть на крыше, терпеть адский голод и необыкновенный холод. Был он очень беден и решительно сам, один, содержал себя, добывая коё-какими работами деньнги. Он знал бездну источников, где он почерпнуть, разумеется заработком. Однажды он целую зиму совсем не топил своей комнаты и утверждал, что это даже приятнее, потому что в холоде лучше спится.≫

<試訳> ラズミーヒンがさらに際だっているのは、どんな失敗にも決して動揺せず、どんな悪い状況にも押しつぶされない事だった。たとえ屋根の上でも暮らせただろうし、ひどい空腹や異常な寒さにも耐えられた。とても貧乏だったが、何かしら仕事で金を稼いで、確固として独力で身を養っていた。彼は稼ごうと思えば汲み上げられる泉のありかをいくらでも知っていた。ある時などは、冬の間ずっと部屋に火の気なしに過ごし、寒い方がよく眠れる、その方がかえって気持ちがいいくらいだとうそぶいた。

・ ラズミーヒンは貧乏なのに生活力に富み、非常にタフな男として描かれています。ラスコーリニコフが内省的で悩みを多く抱え込むのと対照的で、これまでの暗い雰囲気がいっとき爽快になる感じです。二人の出会いが楽しみです。

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