足踏みするばかり2021-01-26

 ≪Два парня в телеге тотчас же берут по кнуту, чтобы помогать Миколке. Раздается: "Ну!", клячонка дергает изо всей силы, но не только вскачь, а даже и шагом-то чуть- чуть может справиться, только семенит ногами, кряхтит и приседает от ударов трёх кнутов, сыплющихся на неё, как горох. Смех в телеге и в толпе удвоивается, но Миколка сердится и в ярости сечёт учащёнными ударами кобыленку, точно и впрямь полагает, что она вскачь пойдёт.≫

<試訳> 馬車の上ではミコールカを手伝おうと、二人の若者がすぐさま鞭を持った。掛け声が響いた。”それ!”、痩せ馬は力の限りに引いたが、走り出すどころかほとんど歩を進められずに足踏みするばかりで、豆のようにばらばらと降り注ぐ3本の鞭に打たれ、あえぎあえぎ膝を深く折り曲げた。荷馬車の上や人だかりの中で一層笑い声が高まった。だがミコールカは腹を立て、かっとなって雌馬をひとしお激しく鞭打って苛んだ。まるで打てば馬が走り出すものと本当に思い込んでいるようだ。

・ 人間の傲慢さが表れていてやりきれない情景です。このような人々の振舞いを描く事で、作者は人間の陥りがちな熱狂の愚かさ怖さ残酷さを伝えているのを感じます。

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