いっさい言わないこったよ2021-02-21

 ≪- Эк ведь вам Алёна-то Ивановна страху задала! - затараторила жена торговца, бойкая бабёнка. - Посмотрю я на вас, совсем-то вы как робёнок малый. И сестра она вам не родная, а сведённая, а вот какую волю взяла. - Да вы на сей раз Алёне Ивановне ничего не говорите-с, - перебил муж, - вот мой совет-с, а зайдите к нам не просясь. Оно дело выгодное-с. Потом и сестрица сами могут сообразить.≫

<試訳> 「まあ、あんたはアリョーナ・イワーノブナにすっかり脅されちゃってるんだものねえ!」 てきぱきと威勢のいい商人の女房が早口にしゃべり出した。「あんたを見てると、まるっきりちっちゃな赤ん坊だよ。それにあの人は姉さんと言ったって、血のつながらない義理の姉さんじゃないか。それなのにすっかり自由を奪ってさ」 「そうだとも、今回はアリョーナ・イワーノブナにいっさい言わないこったよ」 主人が遮って言った。「わしからすすめるがね、許しを請わずにわしらの家に来るといい。なにしろ割のいい仕事なんだからねえ。そのうち姉さんだって分かってくれるさ」

・ 商人夫婦はリザベータに何かもうけ話を持ちかけているようです。彼女に同情して力になろうとしているのですが、きちんと理解したのかちょっと心配です。彼女は姉の許しがなければ自由に外出もできないので、ためらいがあります。