侮辱そのものだぞ2021-11-27

 ≪Он чуть не захлебнулся от злобы на себя самого, только что переступил порог Разумизина.
- Прощай! - сказал он вдруг и пошёл к двери.
- Да ты постой, постой, чудак!
- Не надо!.. - повторил тот, опять вырываяя руку.
- Так на кой чёрт ты пришёл после этого! Очумел ты, что ли? Ведь это... почти обидно. Я так не пущу.≫

<試訳> ラズミーヒンの戸口を入った途端に、自分自身に対する憎らしさから、ほとんど息が詰まりそうになったのだった。
「さようなら!」 彼は突然言うと、戸口へ歩き出した。
「おい君、待てよ、待てったら、おかしな奴だな!」
「いいんだ… 」 ラスコーリニコフは繰り返し言って、腕を振り切った
「じゃあ何のために来たんだ、ああ言っておきながら! どうかしたんじゃないか? だってこんなのは… 侮辱そのものだぞ。僕は離さないぜ」

・ 頼み事を口にしていながら、急に帰ると言い出されて憤慨するラズミーヒンの気持ちが分かります。それでいて心配でたまらないのです。秘密を抱えたラスコーリニコフの気持ちも複雑です。あの事の後では、親友の顔をまともに見るのも辛いのかも知れません。先日も近くに来て立寄ろうとしながら、計画を実行してからにしようと先に伸ばしています。

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