コーカサスにやるんですな2016-04-29

 ≪- Н-нет, семейство не в Сицилию, а семейство ваше на Кавказ, раннею весной... дочь вашу на Кавказ, а супругу... продержав курс вод тоже на Кав-ка-зе в виду её ревматизмое... немедленно после того на-пра-вить в Париж, в лечебницу доктора пси-хи-атра Ле-пель-летье, я бы мог вам дать к нему записку, и тогда... могло бы может быть произойти...
- Доктор, доктор! Да ведь вы видите! - размахнул вдруг опять руками штабс-капитан, указывая в отчаянии на голые бревенчатые стены сеней.≫

<試訳> 「い-い-や、家族はシシリーへではない、家族はコーカサスにやるんですな、春先にでも・・・ 娘さんはコーカサスに、奥さんはリューマチの症状があるから・・・ やはりコーカサスで温泉療法をして・・・ その後すぐにパリに向かわせて、精神科医レ・ぺリ・レーチエの病院に行きなさい、私が彼に一筆書いてやっても良いが、そうすれば・・・ あるいはひょっとしてどうにかなるかも・・・」
「お医者様、先生! そう言われましても、ご覧の通りなんでして!」 玄関の剥き出しの丸太壁を絶望的な思いで指し示しながら、二等大尉はまた急に両手を振った。

・ 医師のあまりに突飛な提案に父親は唖然とします。貧しさというものを理解せず、できるはずのない事を勧める医師の無神経さに腹立たしささえ覚えます。

コメント

_ 慎之介 ― 2016-04-29 09:28

医師の突飛な提案に唖然とする父親の姿が目に浮かびます。
人間社会には、こんな場面はいつの世にもあります。富・権力を持ち合わせた人たちの思考回路だと思います。これらを解決することは、可能でしょうか?

_ mir→慎之介さん ― 2016-04-29 10:57

世界観、人間観といった価値観は育った環境や教育などで形成されますが、それだけに時代や、社会制度に制約され影響されてしまいがちです。その中にあっても、一個の人間として知識に基づいた想像力で、他者の立場に身を置いて思いやり、寛容である事はできるはずです。さらには、富と権力が結びつくあり方が是正されていけば、社会的な価値観も少しは変わり、不幸は減っていくのではないでしょうか。

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