犠牲というものの深さを ― 2020-11-23
≪О милые и несправедливые сердца! Да чего: тут мы и от Сонечкина жребия, пожалуй что, не откажемся! Сонечка, Сонечка Мармеладова, вечная Сонечка, пока мир стоит! Жертву-то, жертву-то обе вы измерили ли вполне? Так ли? Под силу ли? В пользу ли? Разумно ли? Знаете ли вы, Дунечка, что Сонечкин жребий ничем не сквернее жребия с господином Лужиным? "Любви тут не может быть", - пишет мамаша.≫
<試訳> ああ、何と愛のこもった、けれど間違った心だろう! 何て事だ、これじゃ僕達はソーニャの運命を否定できないじゃないか! ソーネチカ、ソーネチカ・マルメラードワ、世界がある限り永遠のソーネチカ! 犠牲を、犠牲というものの深さを、あなた方二人は十分に測ってみたのかい? どうなんだい? 耐えられるのかい? 割に合うのかい? 理にかなっているのかい? ソーネチカの運命が、ルージン氏と一緒になるお前の運命に比べて、何ら卑しいものではないのを知っているかい、ドゥーネチカ? “ 愛情があったわけじゃないかも知れない ” と母さんは書いてる。
・ ラスコーリニコフは、愛のないドゥーニャの結婚とソーニャの境涯を重ね合わせます。身近な人達のために犠牲となって不幸を一身に引き受けようしている二人に、彼の内なる声が必死に問いかけるます。
マルメラードフ家の女性の姓はマルメラードワとなります。女性は姓も名も語尾は "а(ア)" か "я(ヤ)" が普通です。
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