自分も “ 非凡人 ” で新しい言葉を話す人間だと2024-04-25

 ≪Ведь вот-с... право, не знаю, как бы удачнее выразиться.. идейка-то уж слишком игривенька... психологическая-с... Ведь вот-с, когда вы вашу статейку-то сочняли, - ведь уж быть того не может, хе-хе! чтобы вы сами себя не считали, ну хоть на капельку, - тоже человеком "необыкновенныи" и говорящим новое слово, - в вашем то есть смысле-с... Ведь так-с?≫

<試訳> 「実は… 正直なところ、どう言ったらお分かりいただけるか分からないのですが… 思いついたのはあまりにふざけていて… 心理的な事で…。というのは、あなたが論文を書かれた時、まさかそんな事はないでしょうが、へ、へ! あなたは自分も、“ 非凡人 ” で新しい言葉を話す人間だと、― つまりあなたの言う意味でですが ― ほんの僅かでもお考えになったのではないかと… そこのところはどうでしょう?」

・  これこそ判事がラスコーリニコフに聞きたかった核心部分です。答を求めると言うよりも自分の確信を慇懃に伝えたという感じです。ラスコーリニコフは判事との対決を覚悟しなくてはなりません。

コメント

_ 潤 ― 2024-04-25 08:40

いよいよ来ました。
物証がないので、捕まえ白状してもらうのは無理でしょう。幾つものラスコーリニコフの状況を調べて、心理作戦で捉える。読むほうも苦しいですよ。

_ mir→潤さん ― 2024-04-26 07:00

ラスコーリニコフは完全犯罪をもくろんだのですが、質入れ品を残した事などいくつかの失敗を犯しました。何より、犯行後の自分の心理がどうなるのかを、全く予測していなかったと思います。言葉巧みな判事の罠に、いつの間にか捕り込まれていく感じですね。この状況にまだしばらくつき合わされそうです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック