憐れに思うのなら苦しんだらいいんだ2024-04-22

 ≪- У кого есть она, тот страдай, коль сознает ощибку. Это и наказание ему, - опричь каторги.
- Ну а действительно-то гениальные, - нахмурясь, спросил Разумихин, - вот те-то, которым резать-то право дано, те так уж и должны не страдать сосвем, даже за кровь пролитую?
- Зачем тут слово: должны? Тут нет ни позволения, ни запрещения. Пусть страдает, если жаль жёртву...≫

<試訳> 「良心がある人は、誤りに気付いたなら、苦しんだらいいんです。それはその人に対する罰ですよ、徒刑以外のね」
「じゃあ本当に天才的な人間は」 眉をしかめながらラズミーヒンが尋ねた。「つまり人を殺す権利を与えられているという連中は、全然苦しむ必要がないのかい、流血に対してさえも?」
「そこでどうして “ 必要 ” という言葉を使うんだい? そこには何らの許可も禁止もないのさ。もし、被害者を憐れに思うのなら苦しんだらいいんだ」

・ どうしても背景にラスコーリニコフの凶行が浮かびます。もちろんラズミーヒンは、全くそれには思いもよりません。ですから判事がどうしてラスコーリニコフの犯罪に関する論文を持ち出したのか、また、なぜ二人がそこに僅かに暗示されている部分を取り上げて議論しているのかも分からないままです。彼の質問への説明で、ラスコーリニコフの考えがさらに明らかになります。