あの子に住所を教えた2024-01-07

 ≪- Вам направо, Софья Семёновна? Кстаки: как вы меня отыскали - спросил он, как будто желая сказать ей что-то совсем другое. Ему всё хотелось смотреть в её тихие, ясные глаза, и как-то это всё не так удавалось...
- Да ведь вы Полечке вчера адрес сказали.
- Поля? Ах да... Полечка! Это.. маленькая... это ваша сестра? Так я ей адрес дал?
- Да разве вы забыли?
- Нет... помню...≫

<試訳> 「あなたは右へですか、ソーニャさん? それにしても、どうして僕の住まいが分かったんです?」 何か全く別の事を話したい様に、ラスコーリニコフが尋ねた。
「だって、昨日あなたがポーレチカに住所を教えて下さったじゃありませんか」
「ポーリャ? ああ、そうだ…。ポーレチカだ! あの… 少女… あれは妹さんですね? じゃあ僕があの子に住所を教えたんですね?」
「そう、お忘れになって?」
「いいえ… 覚えてます…」

・ 彼はマルメラードフの葬儀の場から出て、階段を下りている途中で、後を追ってきたポーリャからソーニャとカテリーナからの伝言を聞いたのを思い出します。
ポーリャと、「… 僕の事をお祈りしてくれるかい?」、「… 一生お祈りするわ」、と言葉を交わし合っていたのが印象的です。

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