敵同士と思っていましたがね2024-08-21

 ≪- Нет, вы вот что сообразите, - закричал он, - назад тому полчаса мы друг друга ещё и не видывали, считаемся врагами, между нами нерешённое дело есть; мы дело-то бросили и эвона в какую литературу заехали! Ну, не правду я сказал, что мы одного поля ягоды?
- Сделайте же одолжение, - раздражительно продолжал Раскольников,≫

<試訳> 「いやはや、考えても見て下さい」 スビドリガイロフは叫ぶように言った。「30分ほど前にはお互い顔を合わせてもいず、私達の間には懸案があって、敵同士と思っていましたがね。その用件まで投げ出して、何と、文学談義に乗り入れてしまいましたな! ところで、私達が似た者同士だと言ったのは、その通りじゃありませんかね?」
「どうかお願いですから」 苛立ちながらラスコーリニコフが続けた。

・ 依然としてスビドリガイロフの調子で話が進められています。ラスコーリニコフは驚き、苛立ち、答えるのがやっとで余裕がありません。妹のドゥーニャに関わる用件について、言いたい事があるはずのなのに話の糸口がつかめません。ルージンに対してはあれほど強い口調で迫って、やりこめたのとは大違いです。

コメント

_ 潤 ― 2024-08-21 19:24

ラスコーリニコフさんどうしちゃったのでしょう。やはり、子供なのでしょうか。様々な経験を持つ大人には太刀打ちできない?病み上がりだからかも?読み手としては歯がゆいです。

_ mir→潤さん ― 2024-08-22 10:10

スビドリガイロフが話の主導権を握って、ドゥーニャの件や、妻のマルファの事、亡霊の話などを穏やかに次々に話題を変えて語り続けますね。ラスコーリニコフも興味を惹かれて聴き入っているようです。反論しても受け止め、うまく受け流して自分のペースを保っているのは豊かな経験のせいでしょうか。ラスコーリニコフがやり込めて追い払ったルージンとは器が違う感じがしますが、それでも果たして一矢を報いることができるでしょうか。

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