献身的行為だと考えていた2024-11-24

 ≪Да он и сам не отрёкся бы теперь от того, что всё это уже знал и тогда. И тем не менее он всё-таки высоко ценил свою решимость возвысить Дуню до себя и считал это подвигом. Выговаривая об этом сейчас Дуне, он выговаривал свою тайную, возлелеянную им мысль, на которую он уже не раз любовался, и понять не мог, как другие могли не любоваться на его подвиг.≫

<試訳> 今はルージン自身も、当時すでにその事情を全て知っていたのを否定はできなかっただろう。にもかかわらず、彼は依然としてドゥーニャを自分の高さまで引き上げてやる決心を高く評価し,それは献身的行為だと考えていた。それを今し方ドゥーニャに話したのも、密かに胸に秘めていた想念を口に出したものだった。それは彼がもう幾度となく陶然として反芻したもので、どうして他の人達が自分の献身的行為を賞賛することができないのか合点がいかなかった。

・ ルージンの考えがだんだん明らかになってきます。貧しいドゥーニャと結婚してやる事を献身的行為だと思っています。生い育った環境、経験、その歳月を経て身についた考え方や感じ方は随分違うものです。ぶつかり合ったり、また共鳴し合うのは当然です。だからこそ想像力と寛容が大切なのですが、ルージンは自分の価値観から離れられません。

コメント

_ 潤 ― 2024-11-24 15:52

ルージンのように結婚を考える人はいつの世にもいるらしいのですが、現実に見たことはありません。ドーニャとの結婚は絶対にありませんね。今後ルージンは相手を見つけることが出来るのでしょうか。本題ではないのもうでてきませんね。

_ mir→潤さん ― 2024-11-24 23:02

こうなった以上、ルージンとドゥーニャとの結婚は考えられません。彼の思い描いている条件に合う女性はなかなか見つからないでしょう。それでも多少は譲歩して、ふさわしい女性と結婚するのではないかと思います。
ただ、彼はまだこのまま引き下がらないでしょう。

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