全ては蜃気楼なのさ2024-03-15

 ≪- Ну стоит ли с тобой говорить! Ведь он это всё нарочно, ты ещё не знаешь его, Родион! И вчера их сторону принял, только чтобы всех одурачить. И что ж он говорил вчера, господи! А они-то ему обрадовались!.. Ведь он по две недели таким образом выдерживает. Прошлого года верил нас для чего-то, что в монахи идёт: два месяца стоял на своём! Недавно вздумал уверять, что женится, что всё уж готово к венцу. Платье даже новее сшил. Мы уж стали его поздравлять. Ни невесты, ничего не бывало: всё мираж!≫

<試訳> 「ちぇっ、君と議論する価値はないよ! あれはみなわざとこうしてるんだ、君は彼のことをまだ知らないだろうけどね、ロージャ! 昨日だって、皆を愚弄するためにだけ、連中の肩を持ったんだ。しかも昨日言った事なんて、どうだい! 奴らもそれを喜んでるんだからなあ!… だってこいつは2週間もそんな調子で振舞うんだぜ。去年、何のためか知らないけど、修道士になると言って僕達を信じ込ませて、2か月も強情を張り通したもんさ! ついこの間も、結婚するんだ、婚礼の準備ももうできたと言って信じ込ませにかかってね。服まで新調しやがった。僕達はすんでのところでお祝いを言うとろだったんだぜ。ところが花嫁もいなければ、何事もなかった。つまり全ては蜃気楼なのさ!」

・ 議論で劣勢になったラズミーヒンが、ポルフィーリイがいかに悪戯好きかを例を挙げてラスコーリニコフに訴えます。予審判事という職のイメージとはかけ離れています。それが容疑者との厳しく対峙しなければならない場面で、かえって相手の調子を崩すのかも知れません。

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