傲慢さと自信2023-04-22

 ≪Сила, сила нужна: без силы ничего не возьмёшь; а силу надо добывать силой же, вот этого-то они и не знают", - прибавил он гордо и самоуверенно и пошёл, едва переводя ноги, с моста. Гордость и самоуверенность нарастали в нём каждую минуту; уже в следующую минуту это становился не тот человек, что был в предыдущую.≫

<試訳> 「力だ、力が必要だ。力がなくては何も手にできない。その力は、力をもって勝ち取るんだ。この事を奴らは分かっちゃいない」 ラスコーリニコフは昂然として自信ありげに言い足すと、やっと足を引きずって橋を離れた。傲慢さと自信が彼の心の中で一分毎に増大して、次の瞬間にはもはや、ついさっきまでの人間とは別人になっていた。

・ ポーリャに祈りを頼むなど、先ほどまで感傷的だった彼の心に急に変化が生じます。力を求め自分を鼓舞する荒々しさは、あの犯行を計画し実行に踏み切った時の彼に戻った様にさえ感じます。

コメント

_ 潤 ― 2023-04-22 20:09

忙しいひとですね。冷静さにかけ、危うさ満載です。自身の感情に振り回されているようです。若さゆえでしょうか?

_ mir→潤さん ― 2023-04-23 13:40

若い彼の特有の感性と行動ですね。まだ現実の社会や人生を広く深く体験していない年齢です。青年にありがちな理屈と感情のままの行動で生活感がありません。こんな暇があるなら、大地を相手に労働したほうがいいと思いますが、今となっては遅いですね。

_ 潤 ― 2023-04-24 09:25

暇と若者を大地の労働へ、、、、中国は実行してこれまでがあるのでしょうね。善し悪しはまた考えるとして、、、、、、、。人々の暮らしで何もかもOKなんて有り得ないでしょう。人の歴史は繰り返しの連続です。

_ mir→潤さん ― 2023-04-25 10:03

観念や情緒にばかりとらわれた時、大地に接して動植物の成長や循環などの自然の営みに身を置くのがいいと思います。
確かに、暮らしの中には問題や困難が必ずあって、誰しもそれを抱えながら生きているのでしょう。いずれ全てが大地に還る存在と知りながらも、憂い悩み、そして少しの笑いを求めて。

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