あなたは僕を苦しめ過ぎた2010-10-25

 ≪Впрочем я уже не умею говорить, всё сказал... Прощайте, Катерина Ивановна, вам нельзя на меня сердиться, потому что я во сто раз более вас наказан: наказан уже тем одним, что никогда вас не увижу. Прощайте. Мне не надобно руки ващей. Вы слишком вознательно меня мучили, чтоб я вам в эту минуту мог простить. Птом прощу, а теперь не надо руки.≫

<試訳> 「けれど、僕はもう話す事はありません、みんな言ってしまいました・・・。お別れですカテリーナさん。僕を怒ってはいけない、僕はあなたの百倍も罰せられているんですから。もう決してあなたに逢わないという一事だけで、すでに罰せられているんです。さようなら。あなたの手は取りません。今この時、あなたを許そうにも、あなたは故意に私を苦しめ過ぎました。やがて許すでしょうが、今は手をとりません」

・ 叶わなかった自分の想いと、受けた仕打ちを言い尽してイワンがカテリーナと決別します。別れに際して彼女の挨拶の手を取らない彼の心情が伝わります。感情的になりやすいカテリーナに対して、彼の理詰めの冷静さが際立ちます。

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