悲しいだけですよ2016-04-07

 ≪- Нет, ещё не читал, но хочу прочесть. Я без предрассудков, Карамазов. Я хочу выслушать и ту и другую сторону. Зачем вы спросили?
- Так.
- Скажите, Карамазов, вы ужасно меня презираете? - отрезал вдруг Коля и весь вытянулся пред Алёшей, как бы став в позицию. - Сделайте одолжение, без обиняков.
- Презираю вас? - с удивлением посмотрел на него Алёша. - Да за что же? Мне только грустно, что прелестная натура как ваша, ещё и не начавшая жить, уже извращена всем этим грубым вздором.≫

<試訳> 「いえ、まだ読んでいませんが、読みたいと思ってるんです。偏見をもってはいませんよ、カラマーゾフさん。僕はどちらの側からもじっくり聞きたいんですよ。どうしてそうお尋ねになるんですか?」
「そうですね」
「ねえ、カラマーゾフさん、あなたは僕をひどく軽蔑なさってるんでしょう?」 突然コーリャが遮って、アリョーシャの前で立ちはだかるかのように身を伸ばして立った。「どうか遠回しでなく率直に言って下さい」
「君を軽蔑してるですって?」 驚いてアリョーシャは彼を見つめた。「何のためにそんな事をしますか? 僕は悲しいだけですよ、君のような素晴らしい天分が、まだ生活し始めてもいないのに、もうそのような粗雑な俗論に損なわれている事が」

・ これまでコーリャが語った事が受け売りなのをアリョーシャは見抜いています。神を必要性から論じ、女性を蔑視しするなどは、アリョーシャにとって容認できないでしょう。コーリャの天分を認めているだけに、そのような考え方に影響されているのが悲しいのです。

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