病人の役回りだからな2024-03-05

 ≪Знают ли про квартиру-то? Не уйду, не узнав! Зачем я пришёл? А вот что я злюсь теперь, так это, пожалуй, и факт! Фу, как я раздражителен! А может, и хорошо; болезненная роль... Он меня ощупывает. Сбивать будет. Зачем я пришёл?
Всё это, как молния, пронеслось в его голове.
Порфирий Петрович мигом воротился. Он вдруг как-то повеселел.
- У меня, брат, со вчерашнего твоего голова... Да и весь я как-то развинтился, - начал он совсем другим тоном, смеясь, к Разумихину.≫

<試訳> ‟ 部屋について知っているのだろうか? それが分からなければ、帰らないぞ! 何のためにここに来たんだ? 僕は今じりじりしているが、多分、それが事実らしい! やれやれ、僕は何て癇癪もちなんだろう!それもまたいいかも知れないさ、病人の役回りだからな…。あいつは僕に探りを入れている。混乱させる気だろう。どうしてここに来たんだ?
このような事が全て、稲妻のように彼の脳裏をよぎった。
ポルフィ―リイはすぐ戻って来た。彼は急に何かしら愉快そうだった。
「ねえ君、昨日の君の所の宴会から、頭がねえ…。まったく、何だか身体じゅうが参っちゃってね」 彼は全然違う口調で、笑いながらラズミーヒンに話しかけた。

・ 判事は昨夜の宴会で飲み過ぎたようです。ラズミーヒンとは気心が知れているので、役職のイメージとは違う打ち解けた話し方です。内心緊張しているラスコーリニコフを気に掛ける様子もありません。それがかえって彼の疑心を深めめるという、巧みな心理描写が続きます。

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