他の幻覚が現れてもいいはずじゃありませんか2025-07-29

≪Хотя оно, впрочем, - кстати скажу, - все эти психологические средства к защите, отговорки да увётки, крайне несостоятельны, да и о двух концах: "Болзнь, дескать бред, грёзы, мерещилось, не помню", всё это так-с, да зачем же, батюшка, в болезни-то да в бреду всё такие именно грёзы мерещутся, а не прочие? Могли ведь быть и прочие-с? Так ли? Хе-хе-хе-хе!≫

<試訳> 「もっとも、ついでなので言っておきますが、これらの心理的な弁護の方策は全て言い逃れ、口実そのもので、極めて根拠薄弱で、しかも二様に取れるものなのです。“ 病気で、熱に浮かされて、幻覚が見えて、覚えていない ”、 なるほど実際そうだったかも知れません。しかしですね、あなた、どうしてその病気の時、熱に浮かされて、いつも決まってそのような幻覚が見えて、他のものではないのでしょうかね? 他の幻覚が現れてもいいはずじゃありませんか? そうでしょう? へ、へ、へ、へ!」

・ ラスコーリニコフが病気のせいではないと強調しているのに、判事は構わず病気のせいにする場合を取り上げてその難点を突きます。まるで、病気のせいにはできないと念を押しているようです。

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