すっかり我を失って2013-10-07

 ≪Сам же Дмитрий Фёдорович, как показывал он тоже потом, "был как бы тоже совсем не в себе, но не пьян, а точно в каком-то востроге, очень рассеян, а в то же время как будто и сосредоточен, точно об чем-то думал и добивался, и решить не мог. Очень торопился, отвечал резко, очень странно, мгновениями же был как будто вовсе не в горе, а даже весел".≫

<試訳> ドミートリィがやはり後日証言したように、当の彼自身の様子は、“ すっかり我を失っていたようだけれど酔っていたわけではなく、何か舞い上がったような気分でひどくぼおっとしていながら同時にまた意識が集中しているようでもあった。まるで何かについて考え懸命に解決しようとしているのに、それができないという具合だった。非常に焦っていて、すごく乱暴で奇妙な答え方をしたし、ときおりは悲しみに沈むどころか、むしろ愉快でさえあったようだった ”。

・ 官吏の家での複雑な気分をドミートリィが振り返ります。あれだけの事があった後で冷静ではいられないでしょう。彼の焦り、愉快さが意味ありげです。

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