何をお尋ねか分かりません2010-10-07

≪- Я не знаю, о чём вы спросите меня, - выговорил с зардевшимся лицом Алёша, - я только знаю, что я вас люблю и желаю вам в эту минуту счастья больше, чем себе самому!... Но ведь я ничего не знаю в этих делах... - вдруг зачем-то поспешил он прибавить.≫

<試訳> 「僕に何をお尋ねなのか分からないのですが」アリョーシャは顔を紅潮させて言った。「ただこれだけは分かります。僕はあなたが好きで、この瞬間も、僕自身の幸せよりもあなたの幸せを願っているんです!・・・でも本当にこのような事柄は僕は何も分からないのです・・・」と、何故かふいに彼は急いで言い添えた。

 カテリーナの問にアリョーシャが戸惑って答えます。確かに彼女は自分に同情してもらいたい様子で、具体的には何をどう答えていいのか彼ならずとも困るでしょう。正直な答えだと思います。既に彼女は決心を固めてもいます。結局は絶えず孤独に選択し決断していく過程が生きるということなのではないでしょうか。

コメント

_ 慎之介 ― 2010-10-08 18:59

孤独かどうかはわかりませんが、人生って選択と決断の連続だと思いますし、そのために教育と種々の体験があると思っています。
アリョーシャは、着実にそれらを踏んでいっているのでは?と思います。

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