ロシア恋しさに髭も白くなるさ2019-12-03

 ≪Я к тому времени изменюсь, она тоже, там в Америке, мне доктор какую-нибудь бородавку подделает, не даром же они механики. А нет, так я себе один глаз проколю, бороду отпущу в аршин, седую (по России-то поседею) - авось не узнают. А узнают пусть ссылают, всё равно. Значит не судьба!≫

<試訳> 僕はその頃までには様変わりする、彼女もそうだ。向こうのアメリカで、医者にいぼか何かをこしらえてもらう、奴らは伊達に技術屋なわけじゃないだろうから。だめなら、自分で片目を潰し、白い顎鬚を70㎝も伸ばすよ、ロシア恋しさに髭も白くなるさ。うまくいけば悟られないだろう。気づいたら流刑にするがいい、同じ事だ。そうなったらなったで、うまくいく運命じゃなかったって事さ!

・ 始めのうち、この機会に人生をやり直す真剣な気持を語っていたのに、話がだんだん冒険譚のようになってきます。危険を冒しても何としても戻って来たい、ドミートリィのロシアへの強い未練が溢れています。イワンが奔走して準備した逃走計画に、きちんと従うのか心配になってきます。

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