美的感覚が邪魔するんだ2024-06-10

 ≪Одна внезапная посторонняя мысль вдруг почти рассмешила его: "Наполеон, пирамиды, Ватерлоо - и тощая гаденькая регистраторша, старушонка, процентщица, с красною укладкою под кроватью, - ну каково это переварить хоть бы Порфирию Петровичу!.. Где ж им переваритьт!.. Эстетика помешает: полезет ли, дескать, Наполеон под кровать к "старушонке"! Эх, дрянь!.."≫

<試訳> 思いがけないよそ事がラスコーリニコフの頭に浮かんで、笑い出さんばかりだった。
“ ナポレオン、ピラミッド、ワーテルロー、かたや、赤い長持ちを寝台下に置いた小役人の後家、痩せこけて醜い高利貸しの老婆、― さあ、いかにポルフィーリイでもこなしきれまい!… いったいどう処理する!…。美的感覚が邪魔するんだ:ナポレオンが “ 老婆 ”の寝台の下にもぐりこもうとするか! というわけで、えいっ、くだらない!…”

・ 見知らぬ男に犯行を言い当てられて衝撃を受けたラスコーリニコフが、自分の不安を打ち消して、逆に居直るかのような心理状態になります。思考が乱れて脈絡をたどるのが難しく、真意のくみ取れないところがあります。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック