一気にけりをつけたいと2025-07-06

 ≪Ведь я понимаю настроение-то ваше душевное, тогдашнее-то... да ведь всё-таки этак вы себя просто с ума сведёте, ей-богу-с! Закружитесь! Негодование-тот в вас уж очень сильно кипит-с, благородное-с, от полученных обид, сперва от судьбы, а потом от квартальных, вот вы и мечетесь туда и сюда, чтобы, так сказать, поскорее заговорить всех заставить и тем всё разом покончить, потому что надоели вам эти глупости, и все подозрения эти.

<試訳> 「その時のあなたの精神の状態は理解できます… それにしても、あなたがそのよう事をしていたら、気が変になりますよ、本当に!頭がおかしくなってしまいます! 侮辱を受けた事で、あなたの胸には憤怒の情がひどく強く激しく煮えたぎっているんですよ、高潔な怒りが。最初は運命から、次には警察の連中から受けた侮辱のためにね。そのため、あなたは言わば、少しでも早く皆に言い出させ、それによって一気にけりをつけたいと、あちこち走り回るんですな。なぜなら、あなたはこのような愚劣な事、この嫌疑のあれこれにうんざりさせられましたからね」

・ 判事がラスコーリニコフの心の動きを辿ります。推測はほぼその通りで、多くの容疑者に関わった経験に基づく巧みな心理分析です。

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