枕が置かれていた2015-08-09

 ≪- Что? Куда? - восклицает он, открываяглаза и садясь на свой сундук, совсем как бы очнувшись от обморока, а сам светло улыбаясь. Над ним стоит Николай Парфенович и приглашает его выслушать и подпись протокол, Догадался Митя, что спал он час или более, но он Николая Парфеновича не слушал. Его вдруг поразило, что под головой у него очутилась подушка, которой однако не было, когда он склонился в бессилии на сундок.≫

<試訳> 「何なんだ? どこへ行くんだ?」 ドミートリィは目を見開くと長持の上に座ったまま、まるで気絶から意識を取り戻したかのように、晴れやかに微笑を浮かべながら叫ぶ。見おろすようにニコライ予審判事が立っていて、調書を聞きとって署名するように招く。ミーチャは1時間かそれ以上眠ったろうと思ったが、予審判事の言う事は耳に入らなかった。彼は頭の下に枕が置かれていたことに急に気づいて胸を打たれた。それは長持に力なく倒れ込んだ時にはなかったはずのものだった。

・ ドミートリィが目覚めて現実に引き戻されます。眠っている間も夢の中で心を騒がせていました。あの夢の名残は彼に何らかの光となるでしょうか。

コメント

_ 慎之介 ― 2015-08-10 07:39

目覚めても、瞬間まだ見ていた夢の中にいる自分を、多くの人が体験しているのではないでしょうか?
枕が置かれていたことは、予審判事の裁量だったのでしょうね。次が待たれます。

_ mir→慎之介さん ― 2015-08-10 09:36

枕一つに感激するドミートリィは以前なら考えられませんね。小さな事ですが、大きな意味を感じます。

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