生きている限り学べ2023-05-02

 ≪- Это очень хорошо, что ты сам его поведешь, - заметил Зосимов Разумихину; - что завтра будет, увидим, а сегодня очень даже недурно: значительная перемена с давешнего. Век живи, век учись...
- Знаешь, что мне сейчас Зосимов шепнул, как мы выходили, - брякнул Разумихин, только что они вышли на улицу. ≫

<試訳> 「君が送っていくのは何よりだ」 ゾシーモフがラズミーヒンに言った。「明日どうなるかはとにかく、今日はかなり調子がいいくらいだな。さっきからするとかなりの変わりようだよ。生きている限り学べ、だな…」
「今、出がけにゾシーモフが僕に何を囁いたか分かるかい」 通りへ出るとすぐに、ラズミーヒンが切り出した。

・ ラスコーリニコフのために、客の接待を放ってまで付き添うラズミーヒンの深い友情です。ラスコーリニコフも当然のように行為を受け入れています。そういえば診察してくれたゾシーモフへも、お礼の言葉もないのが不思議な感じです。さっきまで意識を回復しても寝床に伏せたきりだったラスコーリニコフが、意外にも外出してやって来た姿にゾシーモフは驚きます。 " 生きているたぎり、学べ… " は、自分の知見と違った興味あるケースと感じて自戒の言葉を発したのでしょう。