不快な衝撃が襲った2024-02-05

 ≪Порфирий Петрович смеялся и желал смяться, но очевидно было, что ему надо объяснений. В углу на стуле сидел Заметов, привставший при входе гостей и стоявший в ожидании, раздвинув в улыбку рот, но с недоумением и даже как будто с недоверчивостью смотря на всю сцену, а на Раскольникова даже с каким-то замешательством. Не ожиданное присутствие Заметова неприятно поразило Раскльникова.≫

<試訳> ポルフィーリイは笑っていた。そして笑いたい気持ちというより、明らかに訳を知りたそうだった。部屋の隅の椅子にザメートフが座っていて、客が入室する際に口に微笑たたえて待ち受けていた。けれども、訝し気に、そして信じられないほどの思いで光景を全て目にしていたが、とりわけラスコーリニコフを見る目にある種の狼狽さえあった。思いがけないザメートフが居合わせた事で、ラスコーリニコフを不快な衝撃が襲った。

・ ラスコーリニコフは宿代の未払いの件で召喚されて警察署に出頭した時にザメートフと最初に会っています。その後、街の食堂で新聞で事件のニュースを探している時に話しかけられました。もし自分が犯人だったら、などとかなり含みのある挑発的な事も言ってやりこめました。彼が手の内をそれとなく仄めかした相手の同席は都合が悪く、驚いたのでしょう。