指示するのを忘れた2013-09-18

 ≪Летел он опять в дом Морозовой. Давеча Феня, тотчас по уходе его, бросилась к старшему дворнику Назару Ивановичу и "Христом-богом" начала молить его, чтоб он "не впускал уж больше капитана ни сегодня, ни завтра". Назар Иванович, выслушав, согласился, но на грех отлучился на верх к барыне, куда его внезапно позвали и на ходу, встретив своего племянника, парня лет двадцати, недавно только прибывшего из деревни, приказал ему побыть на дворе, но забыл приказать о капинане.≫

<試訳> ミーチャは再びモロゾワの屋敷へと飛んで行った。つい先ほどフェーニャは彼が出て行くとすぐに老門番頭のナザール・イワノビッチの所へ駆けつけて、“ 後生だから ” と彼に哀願し始めた。“ 大尉さんを今日も明日も、もうこれから先は通さないでちょうだい ”。ナザール・イワノビッチはそれを聞いて承知したのだが、あいにくな事に、急に呼ばれて二階の奥様のところに出かけてしまった。その途中で、つい最近田舎からやって来たばかりの甥の20歳ばかりの若者に会い、門の番をするように言いつけたが大尉の事を指示するのを忘れたのだった。

・ 小間使いのフェーニャはグルーシェンカの行先を問い詰められるのを怖れて、ドミートリィを屋敷に入れないように頼むのです。ところが交替した門番にはそれが伝わっていません。行き違いがまたしても不安を感じさせます。

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