食事なしで過ごしていた2020-08-23

 ≪Квартирная хозяйка его две недели как уже перестала ему отпускать кушанье, и он не подумал ещё до сих пор сходить объяснится с нею, хотя и сидел без обеда. Настасья, кухарка и единственная служанка хозяйкина, отчасти была рада такому настроению жильца и совсем перестала у него убирать и мести, так только в неделю раз, нечаянно, бралась иногда за веник. Она же и разбудила его теперь.≫

<試訳> 下宿の女主人が食事を出さなくなってもう2週間だった。食事なしで過ごしていたのに、彼はまだこれまで彼女と掛け合いに下りて行こうとさえ考えなかった。女主人のたった一人の小間使いで、料理番でもあるナスターシャは、下宿人のこのような気分を楽しんでいるところもあって、彼の部屋の片付けや掃除をすっかりやめてしまった。ただ、気が向くと週に1度ぐらい箒を手にするのだった。彼女は今、彼を呼び起こしたところだ。

・ 下宿代を滞納しているので食事を止められたのです。どこかで食べていたとは言え、食事が不規則では心身ともに参ってしまうのも当然です。ナスターシャがたまにでも覗いてくれるのが救いです。

コメント

_ 伯 ― 2020-08-24 06:30

窮乏暮らしの中、何かの思いはあってもままならない現状、しかし、ある種の自由を得ていて、更に八つ当たりする相手もいることで、読んでいて同情の気持ちが薄れてきています。

_ mir→伯さん ― 2020-08-24 09:55

“ ある種の自由 ” は本当ですね。彼の振舞いには、確かに勝手なところがあります。何とかまともな生活をしようとすれば道はあるように思うのですが。ただ、彼が何を考え、感じているのかまだはっきり分かりません。苦悩の真の理由を知りたいものです。

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