神様にお伝えしたそうよ2012-10-23

 ≪А ангел-хранитель её стоит да и думает: какую бы мне такую добродетель её припомнить, чтобы богу сказать. Вспомнил и говорит богу: она, говорит, в огороде луковку выдернула и нищенке подала. И отвечает ему бог: возьми ж ты говорит, эту самую луковку, протяни ей в озеро, пусть ухватится и тянется, и коли вытянешь её вон из озера, то пусть в рай идёт, а оборвётся луковка, то там и оставаться бабе, где теперь.≫

<試訳> “そこでその女の守護天使が、神様にお話しできるような善い行いを思い出そうとじっと佇んで考えたの。やっと思い出すと、この女は畑で葱を引きぬいて乞食女に恵んだことがあったのです、と神様にお伝えしたそうよ。それならばお前がその葱を採ってきて火の湖にいる女に差し伸べてやるが良い、それを掴ませ引き寄せるのだ。もし女を湖から引き出せたなら天国に行かせるのだ、だが葱がちぎれたなら今いる所に留まらせるのだぞ、こう神様は天使に答えたんですって。”

・ グルーシェンカが寓話を語り続けます。寓話のせいか神様も天使も考える事が何だか普通の人間の様です。お見通しだったらこんな回りくどい事をしないで済みそうなのに。

コメント

_ 慎之介 ― 2012-10-23 15:03

この寓話は「蜘蛛の糸」に似ていますね。神・仏に関する寓話は、人が作るもので、共通してしまうのでしょう。

_ mir→慎之介さん ― 2012-10-23 19:03

まさにそうなんです。それについて明日書きます。

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