これは私なんです2016-07-14

 ≪- Ну как же не я? - залепетала она опять, - ведь это я, я почти за час предлагала ему золотые прииски и вдруг "сорокалетние прелести"! Да разве я затем? Это он нарочно! Прости ему вечный судья за сорокалетние прелести, как и я прощаю, но ведь это... ведь это знаете кто? Это ваш друг Ракитн.
- Может быть, - сказал Алёша, - хотя я ничего не слыхал.
- Он, он, а не может быть! Ведь я его выгнала... Ведь вы знаете всю эту историю?≫

<試訳> 「どう、私じゃなくて誰でしょう?」 夫人がまた喋り出した。「だってこれは私なんですよ、あの1時間ほど前に金鉱行きを勧めたのは私ですもの、しかもだしぬけに “ 40がらみの女人 ” ですって! 私がそんな事もくろみますか? これはあの男がわざと書いたのよ! 永遠の裁き手よ、私も赦しますので、40がらみの女人と書いたあの男をお赦し下さい、だってこれを・・・ だってこれを誰が書いたか分かります? あなたのお友達のラキーチンですよ」
「そうかも知れません」 アリョーシャが言った。「何も聞いていませんが」
「あの男だわ、彼なのよ、かも知れないどころじゃありません! だって私、あの男を追い払ったんですもの・・・ あなたはこのいきさつを全部ご存じでしょう?」

・ 夫人は新聞記事をラキーチンが書いたのだと断言します。アリョーシャとは対極の現実主義者で、抜け目なくあちこちに出没して情報を嗅ぎ回っている節があります。アリョーシャにとって本当に友人かどうか疑問です。以前、小遣い目当てにアリョーシャをグルーシェンカの所に誘った事がありました。

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