自分の考えが馬鹿げているんだ2018-05-20

 ≪- И вы твёрдо, яснро помните, что он ударял себя именно в это груди? - жадно допрашивал Фетюкович.
- Ясно и твёрдо, потому что именно мне подумалось тогда: зачем это он ударяет так высоко, когда сердце ниже, и мне тогда же показалась моя мысль глупою... я это помню, что показалась глупою... это мелькнуло. Вот потому-то я сейчас теперь и вспомнил. И как я мог позабыть это до самых этих пор!≫

<試訳> 「ではあなたは、兄上が胸のここを自分で叩いたのを、はっきり覚えておられるのですね?」 フェチュコービッチが貪るように問いただした。
「はっきりと、確かに覚えています。なぜなら、その時は心臓はもっと下なのにどうして兄はそんなに上を叩くのだろうと思ったのですから。しかもその時、自分の考えが馬鹿げているんだという気がして… 、愚かしいなと感じたのも覚えています… 頭をかすめたのを。たった今思い出せたのはだからです。それにしても、今の今までそれを忘れていられたなんて!」

・ ドミートリィにとって数少ない有利な証言です。少なくとも、彼が予審で主張していた “ お守り袋に縫い込んだ1500ルーブル ” が作り話ではない印象を強めるものです。アリョーシャの供述はリアルで作為は感じられませんから、貴重な弁護となるでしょう。彼の証言はさらに続きます。

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