恥辱の半分なら2018-05-19

 ≪- Это так, это именно так, - восклицал во внезапном возбуждении Алёша,- брат именно восклицал мне тогда, что половину, половину позора (он несколько раз выговорил: половину!), он мог бы сейчас снять с себя, но что до того несчастен слабостью своего характера, что этого не сделает... знает заранее, что этого не может и не в силах сделать!≫

<試訳> 「そうなんです、きっとそうなんです」 突然の興奮にとらわれてアリョーシャが叫んだ。「兄はまさにそう叫びました。半分、恥辱の半分なら (兄は何度も言いました、半分なら!と)、今すぐにも恥辱を取り除けるのに、不幸にも意志が弱くてそれができない…、それはできないし、そうする力がないのが前もって分かっているんだ! と叫んだのです」

・ ドミートリィはカテリーナの預かり金のせめて半分を返したいと思いつつ、同時にそうしないだろうという自覚がありました。卑怯者になりたくない思いとは裏腹に実際そうなり下がる恥辱に苛まれ、アリョーシャに遠回しに打ち明けていたのです。

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