せめて誰か6人目の人物に2018-12-09

 ≪Будь хоть тень, хоть подозрение на кого другого, на какое-нибудь шестое лицо, то я убеждён, что даже сам подсудимый постыдился бы показать тогда на Смердякова, а показал бы на это шестое лицо, ибо обвинять Смердякова в этом убийстве есть совершенный абсурд.
"Господа, оставим псхиологию, оставим медицину, оставим даже самую логику, обратимся лишь к фактам, к одним только фактам и посмотрим, что скажут нам факты. Убил Смердяков, но как?≫

<試訳> せめて誰か他の者、誰か6人目の人物に、たとえ影ほどでも嫌疑をかけられれば、被告自身でさえその時はスメルジャコフを咎めるのを控え、その6人目の人物を犯人に挙げただろうと私は確信します。なぜなら、この殺人においてスメルジャコフを有罪とするのは完全に不合理だからです。
皆さん、心理学はよしましょう、医学もやめましょう、論理学そのものさえやめ、事実だけ、単に事実だけに集中して、事実が語っている事を検討しましょう。スメルジャコフが殺したのなら、どのようにやったのか?

・ 検事の論告の方向は明白で、ドミートリィ以外の全ての人物の犯行可能性を完全に除外してから、彼に迫り有罪を立証しようとしています。6人目は存在しないのですから、スメルジャコフの犯行がいかに不可能かを徹底的に述べるでしょう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック