どこからか階段を下りてきて2020-05-19

 ≪Хозяин заведения был в другой комнате, но часто входил в главную, спускаясь в неё откуда-то по ступенькам, причём прежде всего выказывались его щегольские смазные сапоги с большими красными отворотами. Он был в поддёвке и в страшно засаленном чёрном атласном жилете, без галстука, а всё лицо его было как будто смазано маслом, точно железный замок.≫

<試訳> 店の主人は別の部屋にいたが、どこからか階段を下りてきてしょっちゅう店に顔を出した。その度に、まず真っ先に見えたのは赤い大きな折り返しのある、てかてかのしゃれたブーツだった。彼はシャツの上に、恐ろしく油汚れした黒い繻子のチョッキを着て、ネクタイをしてなかった。顔全体が油を塗ったかのようで、まるで鉄の錠みたいだった。

・ この店に似つかわしく油じみた主人です。時々階段を下りくるのが、店の立体感や時の経過を表わすようです。とにかく店内全体が薄汚れ油じみた雰囲気に包まれています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック