奴らは知っているのか2024-03-03

 ≪Подмигнул мне давеча Порфирий аль нет? Верно, вздор;для чего бы подмигивать? Нервы, что ль, хотят мои раздражить али дразнят меня? Или всё мираж, или знают!.. Даже Заметов дерзок... Декрзок ли Заметов? Заметов передумал за ночь. Я и предчувствовал, что передумает! Он здесь как свой, а сам в первый раз. Порфирий его за гостя не считает..., к нему задом сидит. Снюхались! Непременно из-за меня снюхались! Непременно до нас обо мне говорили!..≫

<試訳> ‟ ついさっきポルフィーリイが僕に目配せしたのか、それともしなかったのか? 全く馬鹿げてる。何のために目配せなどする必要がある? 僕の神経を苛立たせたいのか、それともからかっているのか? 全てが幻か、あるいは奴らは知っているのか?…。ザメートフまでが無作法だ。ザメートフは無作法な男だろうか? ザメートフは一晩で考えを変えたんだ。 僕も奴が考えを変えるだろうと予想していた。奴はここが初めてだと言うのに、身内のようにしている。ポルフィ―リイは奴を客とは考えていないぞ…、奴に背を向けて座っている…。気脈を通じている! きっと僕が原因で気脈を通じているんだ! 僕らが来るまで、僕の事を話していたんだ!…”

・ 今、ポリフィーリイはお茶を言いつけに退室していて、その間にラスコーリニコフがあれこれ反芻し、状況を憶測しています。知りたいのは、自分が事件の犯人だと思っているのかどうか、この一点ですが確かめようがありません。疑念が膨れ上がって彼を襲います。

コメント

_ 潤 ― 2024-03-03 11:16

飛んで火にいる夏の虫の感じがします。作者の尋常ではない体験から筆はすすむのですね。

_ mir→潤さん ― 2024-03-04 10:21

自ら乗り込んで切り抜ける自信があったのでしょうが、相手は曲者の判事…。大やけどをするかも知れません。

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