子猫のように男の膝に2014-03-03

 ≪- Нет-с, видите-с, - повернулся к нему Максимов, - я про то-с, что эти там паненки... хорошенькие-с... как оттанцуют с нашиим уланом мазурку... как оттанцовала она с ним мазурку, так тотчас и вскочит ему на каленки, как кошечка-с... беленькая-с... а пан-ойц и пани-матка видят и позволяют... и позволяют-с а улан-то назавтра пойдёт и руку предложит... вот-с... и предложит руку, хи-хи! - хихинул, закончив, Максимов.≫ 

<試訳> 「いや、あのですな」 マクシーモフがミーチャを向いた。「私が言いますのは、そのポーランドの娘達についてなんでして・・・ 可愛らしい娘達でな・・・ ロシアの軽騎兵とマズルカを踊るんですがね・・・ マズルカを一緒に踊り終った途端にその娘が子猫の様に男の膝に跳び乗るんで・・・ 白い子猫がですぞ・・・ 父親と母親がまたそれを見ていまして許すんですよ・・・ 許されたとばかりに、軽騎兵は翌日結婚を申込みに出向いて・・・ まあこんな具合に・・・ 結婚を申し込むって次第で、ひっひっ!」 マクシーモフは言い終えて品なく笑った。

・ マクシーモフがポーランド女性と結婚した経緯を話すのですが真偽のほどは分りません。この場にいるポーランドの紳士を意識しての話題でしょう。
調べてみるとこの小説の当時、ポーランドはロシアに併合されていてロシア皇帝が国王を兼ねているポーランド王国でした。それでロシアの騎兵隊が駐留していたのです。それまでも他国に統治された苦難の歴史のある国で、独立したのは20世紀になってからです。

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