何もかもカーチャですわ2016-07-31

 ≪Ах да, ну так вот этот аффект: этот доктор и приехал. Вы знаете, что приехал доктор? Ну как вам не знать, который узнает сумасшедших, вы же и выписали, то есть не вы, а Катя. Всё Катя! ну так видите: Сидит человек совсем несумасшедший, только вдруг у него аффект. Он и помнит себя и знает что делает, а между тем он в аффекте. Ну так вот и с Дмитрием Фёдоровичем навернро был аффект.≫

<試訳> 「ああそうそう、肝心の心神喪失ですわ。例のお医者がやって来ましたわよ。お医者が来られたのはご存じでしょう? ご存じないはずありませんね、精神鑑定をする医師ですが、お呼びしたのはあなたですもの、いえ、正しくは、あなたではなくカーチャですね。何もかもカーチャですわ! そう、いいですか、ある人が全く精神の異常がないまま、ふいに心神喪失になるだけの事ですのよ。その人は正気ですし、何をしているかも分かっているの、それでいて心神喪失なのですわ。それで実はドミートリィさんも恐らく心神喪失だったのですよ」

・ カテリーナはドミートリィの裁判に備えて敏腕弁護士や鑑定医を呼び寄せていて、彼の心神喪失を証明して刑を免れさせるつもりです。夫人は彼女の気持が分からないと言っていました。婚約を破ってグルーシェンカに走った、憎むべきドミートリィに手を差し伸べる彼女の本心は謎です。しかも彼女は一度も面会に行っていないのです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
この小説が書かれた国の名をカタカナ3文字でご記入下さい。

コメント:

トラックバック