都合いい方にとりたがる感じ方2020-05-15

 ≪Но даже и в эту минуту он отдалённо предчувствовал, что вся эта восприимчивость к лучшему была тоже болезненная.
В распивочной на ту пору оставалось мало народу. Кроме тех двух пьяных, что попались на лестнице, вслед за ними же вышла ещё разом целая ватага, человек в пять, с одною девкой и с гармонией. После них стало тихо и просторно.≫

<試訳> しかしこの瞬間でさえ彼は、このように何でも都合いい方にとりたがる感じ方も、やはり病的なものだとかすかに感じていた。
居酒屋はその時間は人がまばらだった。階段で会ったあの二人の酔漢の他にも、さらに女一人を連れてアコーデオンを抱えた5人ほどの一団が、すぐその後を追うように出て行った。彼等が出てしまったので急に静かにがらんとなった。

・ 直前までアコーデオンが鳴って歌や大声で喧騒だった事を思わせます。突然静まり返った落差が、不思議な空間に取り残された彼の気分を鮮やかに表しています。

コメント

_ (未記入) ― 2020-05-24 21:14

立派な内容であるとは思いますが、
著作権とか大丈夫なんですか・・?
昔のやつ原文のまま載せてるからOK?
そういうものなのかな・・・・

_ mir ― 2020-05-25 17:10

コメントありがとうございます。著作権、翻訳権へのご懸念ですが、この作品については問題ありません。一般的には作者の死後70年を過ぎた作品は著作権が消滅します。ブログの原書としては、Webに公開されているロシアの古典文学ライブラリィ、いわゆる青空文庫のものを用いています。

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